足立たすけあい村500人が来場
「こんな支援待っていた」「本当は役所がやるべき」
3月28日、西新井さかえ公園で、昨年末に続いての2回目となる「足立たすけあい村」が開かれました。市民連合あだちが呼びかけた実行委員会が主催し、コロナ禍で困っている人たちに食料や日用品などの配布と何でも相談を実施。当日は大雨・強風の中での設営となり出足が心配されましたが、開会の13時には雨も弱くなり、開始前から支援を求める人が集まり、2時間で500人近い人が来場しました。(写真左)
100食分用意したカレーセット(玉ねぎ、人参、ジャガイモ、カレールーのセット)はあっという間になくなり、農家から提供された無農薬の野菜や250kg以上のお米や350食分のアルファ米、カップ麺、レトルト食品、缶詰、バナナ、卵、お菓子、トイレットペーパー、洗剤、生理用ナプキンなどが次々と配布されていきました。外国人の方や子ども連れの方も多く来場され、子どもと一緒の母親は「チラシを見てこの日を待っていた。コロナでパートの仕事がなくなり、生活が苦しくなっているので、こうした支援は本当にありがたい」、たまたま通りがかったという老人は「娘はシングルマザーで苦労しているので、すぐ来るように電話した。本当は役所がやらなくちゃいけないことよね」と話していました。
何でも相談コーナーでは9件の相談があり、弁護士やソーシャルワーカー、都議会・区議会議員などが相談に対応しました。健康相談コーナーでは看護師さんによる血圧測定や医療相談が行われました。コロナで仕事がなくなっているパフォーマーへの支援コーナーでは音楽家の演奏や漫談に多くの方が足を止めていました。(写真右)
実行委員会では、生活困窮者への地域での支援と相談活動を継続していくとともに、国や自治体に対して、困窮者への支援策の強化を求めていくことにしています。
500人近い人が来場 パフォーマンスで激励