切実な相談次々,くらしのなんでも相談会
諦めず、気軽に相談を
5月15日(土)、「くらしのなんでも相談会」が竹の塚第5公園で開催されました。主催は、足立社保協・くらしと営業を守る足立連絡会・区労連・北千住法律事務所・健和会などでつくる「なんでも相談会実行委員会」。足立区での新型コロナのなんでも相談会は4回目になります。当日は、弁護士・社会保険労務士・ケアマネージャー・看護師・区議会議員など、各団体から専門家を配置して相談に対応しました。公園にテント5張りを建てて相談コーナーをつくりましたが、相談者が途切れることなく、25件の相談が寄せられました。長引くコロナ禍で区民のくらしの深刻な実態が浮き彫りになっています。
◎主な相談から
「シングルマザー。パートでぎりぎりの生活してきたが、無理がたたって体調崩し4月末で退職。貯えもなく、今後の生活のめど立たず」
「夫婦の年金(月額14万円程度)収入のみ。これまでわずかの貯えで何とか暮らしてきたが、もうじき貯えも底をつく。これからの生活不安」
「コロナで仕事なくなった。高齢(69歳)のため、次の仕事見つからず、生活困窮」
同様の相談が多数あり、家賃補助や国保料などの減免制度を説明、生活保護制度についても案内しました。これまでも苦しかったくらしをコロナが直撃。区民の深刻な生活実態が浮き彫りになっています。生活保護を含めた生活支援の抜本的な拡充が求められています。
コロナ禍での解雇や、職場のパワハラ、残業手当未支給などの労働相談も寄せられ、労働組合として会社と話し合うこともできると話しました。
ワクチン接種の予約が始まりましたが、「何度電話してもつながらない」「2回目の接種が6週間後だが大丈夫か」などの相談も寄せられました。
相談者には「困ったときは諦めないで、各団体や行政に相談してほしい。必ず解決の道をさがせる。気軽に相談してほしい」と話しています。
実行委員会では、これまで相談会に寄せられた区民の実態をもとに足立区への緊急要望を行ってきました。今回の電話相談会の内容についても足立区へ要望を提出していく予定です。