生きがい奨励金の存続を求める会が「復活」を願い区民集会

"生きがい応援"どうしてやめてしまうのか

足立区の生きがい奨励金の廃止に対して復活を求める声が日々高まる中、9月19日、生きがい奨励金の存続を求める会が竹の塚地域学習センターで、「生きがい奨励金の復活を願う区民集会」を開きました。コロナ感染対策で入場を制限しましたが、35名が参加しました。
過半数が廃止に反対
最初に、議会で生きがい奨励金の廃止に反対した日本共産党のはたの昭彦議員が区議会報告を行い、日本共産党区議団が区民に無差別に配布したアンケートでも廃止に賛成は少数で、反対が多数だったこと、区は事業費の増大で財政を圧迫していることを廃止の理由にあげたが、区の基金は1700億円台からさらに増えて1800億円を超えたことを指摘して「生きがい奨励金は復活し支給すべきだ」と力強く報告しました。
「知らなかった。今年は出るんでしょ?」
これまで13回生きがい奨励金を受け取ってきたという女性は「毎年楽しみにしている。区にお金がないなら仕方がないが、お金がないわけではないことが分かった。ぜひ出してほしい」と訴えました。
先日駅前で署名を集めた男性は「廃止なんて聞いていない。まだ何も知らせは来ていないから今年は出るんでしょ?とおっしゃる方がいた。そして当然復活してほしいと署名してくれた」と報告し、復活の願いは強いと発言しました。
「生きる励みになっている」
「届いてうれしかった」

集会には参加できなかった方の声も事務局から報告されました。「年を取ってから届くこの奨励金は生きる励みになっている」「去年初めて届いた。とてもうれしかった。今年廃止だなんてどうしても理解できない」「毎年感謝して使わせて頂いていました。廃止とはとても残念です。復活できるものでしたらどうぞよろしくお願いいたします」
「終了」の記事載ったが
19日のこの集会後、あだち広報に生きがい奨励金「終了」との記事が掲載されました。「終了」と「廃止」少し意味が違いますが、区は「廃止」とは書けなかったようです。
いずれにしてもこの記事を見てさらに多くの区民が驚き、「どうしてやめてしまうのか」と疑問の声が上がると思います。そして「復活」を求める運動はさらに広がるものと確信しています。

生きがい奨励金の存続を求める会