足立革新懇 統一協会問題で緊急学習会開催
足立革新懇では11月26日、統一協会問題についての緊急学習会を行い、44名が参加しました。
信者を協会の支配下に置き全財産を搾り取る-梅津弁護士-
始めにリンク総合法律事務所の梅津竜太弁護士が、「統一協会の問題点」と題し報告。
統一協会は正体を隠して接近し、地獄の恐怖や先祖の因縁等を教え込んで、協会の指示に従う人間を育成し、多額の献金を搾り取る。基本的には全財産を収奪し、金がないと兵隊として使う。これまでの判決では「手段の悪質性」「結果の重大性」などが有罪の判断基準になっており、2019年の新世事件では協会の組織的な犯行が認められた。最近の統一協会は、2009年のコンプライアンス宣言以降も過度の献金についてはほぼ変わらず、正体隠しの勧誘も行われている。最近では現役信者に対して、協会に返金を求めないという「念書」を書かせる事案が頻発しており、おそらく組織的に行われているものと思われる。
足立区・区議会議員も統一協会と様々に関係-ぬかが区議-
後半は日本共産党のぬかが和子区議団長に、足立区での統一協会の問題について報告。
区内には足立家庭教会、竹ノ塚家庭教会など23区で最も多い5つの施設があり、足立区は統一協会の拠点と言われている。共産党の指摘で区が調査し、あだち区虹色寄附や社会福祉協議会・体育協会が、合計158万円の寄付を受けていた事が判明した。
千住1丁目の再開発事業では、区内の杉本興業が多額の補助金を得た。自民党の現職都議と区議が介在していたと言われ、30階建てのマンションに40億円の税金が投入された。杉本興業社長は親の代から統一協会と繋がっており、協会関連企業の利益獲得に区や自民党議員が手を貸したことになる。統一協会と関係を持ってきた自民党区議は何人もいて、区議活動に協会の主張が反映するなどの影響も出ており、今後もチェックしていきたい。
質問では、協会の実態や今後の運動の仕方などについて出され、また「梅津氏のお話で実態がすごくわかりました」「足立区にもずいぶんくい込んでいて・・・大学が5つも出来たので若者が狙われていると思うと心配」「足立区の区議会議員の様子がわかり良かった」等の感想が寄せられ、統一協会の危険な実態について学ぶことの多い学習会となりました。