足立革新懇第11回総会を開催
58人の方が参加、活動報告・方針等で決意新たに
3月23日(土)、東京土建足立支部・土建会館で足立革新懇第11回総会が開催され、58人が参加しました。
吉田万三代表世話人の開会挨拶の後、来賓として東京革新懇の今井文夫事務局長が東京革新懇の重点的取り組みについて報告。腐敗し劣化した自民党政治を変えるための行動を提起、東京革新懇メールニュースでは足立の取り組みが多く紹介され各地の会に刺激を与えている、それだけ旺盛に活動している証だと話されました。
その後、児玉紀子足立革新懇事務局長から政治情勢とこの間の取り組みについて報告しました。
- 「自民党の裏金問題批判」や「能登半島地震への支援活動」「ガザでの大量殺戮やめろ」「ウクライナ侵略やめろ」「改憲を許さない」など宣伝署名活動をすすめた。国会情勢(井上哲士参院議員)、軍拡・沖縄問題(高良鉄美参院議員)など学習会を開き学んできた。
- また、市民連合あだちや足立憲法学習会など様々な市民運動の活動にも取り組んだ。年末の「足立たすけあい村」には400人を超える方が訪れ、100人のボランティアが参加、「小学校給食無償化実現」「生きがい奨励金復活」「ジェンダー平等」「核兵器禁止条約署名」「ノーウォーウィメンズアクション」等々に会員個人としても積極的に参加。
- 自民党腐敗政治を変える共同の取り組みでは、衆院東京13区「市民連合あだち」や「希望をつなごう東京29区の会」に積極的に参加など、この間の取り組みの前進について報告、続けて次年度の課題について提案しました。
その後、日本共産党足立地区委員会(自民党政治への国民の怒りと課題)、民青(おすそ分け市、奨学金、若者憲法集会等)、新婦人(ひなまつり行動)、足立たすけあい村(なんでも相談会にも多くの相談)の発言がありました。
報告は次期世話人の提案、会計報告を含め全員の拍手で承認されました。
大門実紀史元参議院議員が講演
第2部では「失われた30年、暮らしに希望がもてる日本へ」と題して大門さんが記念講演。
- 自民党がこれほど追い詰められたことはかつてない。犯罪者だらけで変える人材もいない。野党が頑張れば政権交代は可能な情勢だ。市民の力がそれを可能にする
- 軍拡が止まらない。アメリカ(余剰品の押し付け)や軍需産業(売上増)などの要請に応えたものだが、「戦争しない国」であるはずの日本は世界第3位の軍事費大国になる。暮らしに回す予算は削られる。「軍拡より対話」は保守議員の本音でもある
- 日本の実質経済成長率は低下、どんどん他国に抜かれている。失われた30年の犯人は「弱肉強食・企業利益優先の新自由主義」。小泉・竹中「構造改革」で低賃金・非正規雇用拡大・社会保障改悪を進め、アベノミクスで株価つり上げ、大企業・富裕層への利益供与、岸田政権は解決策も見いだせず混迷の中
- 日本共産党の経済再生プランは、①政治の責任で賃上げと待遇改善を進める②消費税減税、社会保障充実、教育費負担削減が活気を生む③機構危機打開、エネルギーと食料自給率向上で持続可能な経済社会に。具体的には、
- 大企業の内部留保を暮らしに回すこと
- 非正規労働者の待遇改善で経済を回す
- 消費税(付加価値税)減税は多くの国で実施、効果を上げている
- 社会保障の充実は財政難でなく国の財政を豊かにする効果。他国の例を見てもはっきりしている。「社会保障費を増やすことは子や孫の世代に負担を増やす」はごまかし。安心の社会はお金の循環を生み、むしろ経済を活性化させる
参加者からは、大門さんの分かりやすい講演ですっきりした、「社会保障を充実してこそ経済も成長する」という話が印象に残ったなどの感想が寄せられました。