2024年3月23日(土)第11回足立革新懇総会を開催し、第10回総会(2023.7.15)以後8カ月間の活動の総括と教訓を共有し、新しい世話人体制と活動方針を決めました。

(1)自民党政治を終わらせる国民的大運動を革新懇では総力を挙げて取り組んでいます。足立区でどう具体化していくかを話し合い、みんなで実践してきました。

毎月の大軍拡・大増税を許さない署名・宣伝行動のスケールを大きくし、共同を広げる努力を行ってきました。具体的には、

  • 革新懇としてプラスターを作ろう、事務局で教宣を担当してくれている方がいち早く自作。好評で、市民連合あだち、希望をつなごう29区の会で活用されています。
  • 憲法違反の「戦争する国づくり」にひた走る岸田政権の実態を知るタイムリーな学習をと、国会議員を講師にリアルタイムな学習に取り組みました。井上哲司参議院議員、オール沖縄の高良鉄美参議院議員、そして、今日は前参院議員・大門美紀史さん。とりわけ、沖縄の実態、自衛隊員が迷彩服を着て町を行進-足立でもつい先日行われました。島々に自衛隊基地が作られ、アメリカのミサイルが配備され、住民が戦争の中で暮らしているような不安な日々をおくっているという話に驚きと怒りが沸き上がりました。沖縄に連帯しようという力になりました。
  • イスラエルのガザへの武力侵攻で、5か月間で3万人以上の子どもたちと女性たちが殺され、今でもがれきの下にいる子どもたちを含むと、命をおとした子どもたちは2万人。12・8の足立母親連絡会の赤紙配りと原水協の行動とコラボで「ノーウオー・ウイメンズアクション」にとりくみ、新婦人・区労連・区職・9条の会などから40人ほどが参加し、平和の訴えに共感が広がりました。これからもタイムリーに取り組みます。この問題では「声明」を準備し、総会後、岸田首相、イスラエル大使館へ送付し、私たちの思いを届けました。
  • 今では、革新懇の署名宣伝は、能登半島地震救援募金・ガザ難民支援募金の箱、9条改憲許さない署名・大軍拡・大増税許さない署名・金権一掃の請願署名とありとあらゆるグッズを使って行っていますが、対話を広げる中で、大学生・高校生、青年、子育てママなど無党派の人たちとの対話がひろがり、「革新懇のような政治を変える活動に参加したい」という声が出ました。
  • ジェンダー平等の取り組みを新婦人をはじめ、自覚的に活動している女性たちの共同にと、努力していきます。選択的議定書の批准、ハラスメント法案、選択的夫婦別姓など、女性を差別する古い自民党政治に風穴を開ける闘いとなります。
  • 暮らしを守る闘いが重要です。とりわけ、「郵便料金の値上げ反対」の「声明」を準備しました。

(2)市民と野党の共闘を地域から強化し、自民党政治を終わらせる活動に全力をあげています。

  • 衆議院13区は市民連合あだち、29区は荒川・足立西部で希望をつなごう東京29区の会が昨年11月26日に結成されました。
  • 足立は13区、29区に関わって革新懇事務局メンバーはもちろん、世話人のみなさんの参加で前に進めています。
  • 市民連合あだちは、政策を作り、立憲野党へ申し入れ・要請、希望をつなごう29区の会は政策作りが始まり、住民の意見交換会が始まりました。毎月宣伝行動を行っていますので、ご参加ください。
  • 革新懇、市民連合のHPで日程も公開しています。チェックをお願いします。今年度は取り組む分野もひろげて提起しています。とりわけ、環境・原発、防災です。共同をひろげます。

(3)革新懇について

  • 世話人、事務局体制を強化していきます。教宣を一気に引き受けてくださっていた事務局メンバーが「事務所がある文京区で活動したいということで、当面、教宣活動をみんなで分担してになっていくことになります。皆さんの力もおよせください。
  • 青年・女性のメンバーを増やしていきたいと思います。足立革新懇ニュースに「青年コーナー」を作り、民青のとりくみなどを掲載しています。大きな反響があります。
  • HPをリニューアル中です。革新懇のとりくみは、予定も、ニュースも、会議の予定ものせています。みていただき、意見・要望などお寄せください。
  • 今期の世話人体制です。代表世話人7人、個人世話人32人、団体世話人10人です。
  • 会員・読者など、さらに、50人程迎えていきたいと思います。新しく参加してくださった人が新しい人をさそってくださっています。

(1) 憲法をまもり、いかす立憲主義を取り戻し、自由と人権、民主主義の発展をめざします。

  • 軍拡予算確保のための「財源確保法案」に反対し、安保法制(戦争法)、秘密保護法、共謀罪、土地利用規制法などの憲法違反の法律の廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回、「安保3文書」の撤回を求めます。
  • 「森友問題」「加計問題」「桜を見る会」の問題など、一連の国政私物化疑惑の徹底的究明、内閣人事局の廃止、日本学術会議の任命拒否の撤回を求め、日本学術会議法改悪に反対し、強権政治からの転換をめざします。
  • 憲法9条改憲を阻止し、改憲発議につながる一切の動きに反対します。

(2) 国連憲章、国際法に反するロシアの侵略戦争の中止、ウクライナからの撤退を求めます。国連憲章にもとづく国際平和秩序の構築、東アジアの平和協力の枠組みづくりを追求します。

(3) 対米従属の軍事同盟から抜け出し、自主・自立の平和外交への転換を求めます。

  • 沖縄県民の民意に背く辺野古新基地建設の中止、普天間基地の無条件返還を求め、馬毛島への基地建設、南西諸島などへのミサイル配備に反対します。
  • 日米地位協定の抜本的改正を要求します。米軍への「思いやり予算」の中止、高額で他国攻撃可能な武器の「爆買い」と大軍拡、大増税に反対します。
  • 核兵器禁止条約の早急な署名・批准を求めます。

(4)新自由主義から転換を求め、くらしをまもる政治をめざします。

  • 政府の責任による医療・介護・障害者福祉・保育などケアワークの人びとの待遇改善を求めます。社会保障削減・抑制をやめさせ、拡充への抜本的な転換を図ります。「マイナンバー健康保険証」の強制に反対します。
  • 8時間働けばくらせる人間らしい雇用のルールの整備を求めます。労働法制の規制緩和路線の抜本的な転換、最低賃金を全国一律・時給1500円への引き上げを求めます。
  • 地方経済の立て直しの柱に中小企業と農林水産業の振興を位置づけるよう求めます。
  • 中小企業「淘汰(とうた)」の政策、歯止めなき自由化路線を見直し、農業への所得・価格保障の拡充、食糧危機を克服する農政への転換をめざします。
  • 大学等の学費負担の軽減と給付制奨学金の大幅な拡充、高校までの少人数学級の速やかな実現、授業料負担免除など教育費の負担軽減を求めます。
  • 消費税を緊急に5%への減税、インボイス制度の10月実施の延期を求めます。コロナ禍でも資産を増やした富裕層、大企業に応分の負担を求める税制改革、大企業の内部留保への課税を求めます。

(5)原発の再稼働、新増設に反対し、原発に依存しない脱炭素社会へをめざします。

  • 地球規模の環境破壊を止めるため、大型石炭火力の建設計画の中止、既存施設の計画的停止・廃止、再生可能エネルギーへの転換によるカーボンゼロ社会の実現を求めます。
  •  福島第一原発の汚染処理水の海洋放出に反対し、原発被災者への支援強化を改めて要求します。
  •  地震大国・日本にふさわしい災害対策を求めます。

(6) ジェンダー平等社会の実現、女性の権利を国際基準への引き上げ、多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する社会をめざします。

  • 雇用の場における男女差別の撤廃、選択的夫婦別姓制度の実現、同性婚の法的整備、LGBTQ差別禁止法の制定を要求します。
  • あらゆる政策・意思決定の場におけるジェンダー平等を求め、政治分野における男女共同参画法(パリテ法)の実効性ある改善を求めます。

(7) 外国人労働者への差別をなくし、労働者としての権利保障を求めるとともに、外国人入国者の人権保護を徹底させ、出入国管理の人道的改善をめざします。「入管法」の改悪に反対します。

  • 外国人実習制度の廃止を求めます。

〇3つの任務

①要求と政治の架け橋として諸課題での共闘の前進をめざす
②「市民と野党の共闘」の支え手として奮闘する
③「3つの共同目標」にもとづく革新統一戦線の担い手の役割をはたす
●「三つの任務」を果たす革新懇運動の「三つの力」(①政策の力、②組織の力、③草の根の力)の発揮が呼びかけられました。運動に参加する人々をリスペクトし、ハラスメントのない運動づくりをめざします

〇足立革新懇の申し合わせ
<会の名称・会の目的・構成団体>
この会の名称は、「平和・民主・住みよい日本をめざす足立の会」(通称・足立革新懇)とします。
この会は、全国革新懇の「三つの共同目標」に基づいて、国政及び地方政治の革新をめざし、自由に話し合い討論し、必要な協力・共同を進めることを目的にします。
この会は、会の目的に賛同する団体、個人によって構成します。

<会の今後のとりくみ>
この会は、会の目的にそって次のような活動をすすめます。
(1) シンポジウム、講演会、懇談会の開催、ニュースの発行
(2) 必要な諸問題についての見解の発表、共同の行動の提案と推進、そのとりくみ
(3) 「申し合わせ」に基づく諸活動、全国革新懇及び東京革新懇の提起に添った活動

<会の運営体制>

  • 会に世話人会議をおき、世話人と代表世話人は総会で選出します。世話人・代表世話人の補充は世話人会議で行うことができるものとします。
  • 総会は年一回開催し、世話人会議は月一回開催します。
  • 世話人会議に事務局をおき、事務局長、事務局員、会計、会計監査を選出します。代表世話人と事務局の合同会議を適宜開催することとします。
  • 会の運営資金は、賛同する団体、個人の会費及び寄付金、その他の収入でまかないます。会費は、団体:年3000円以上とし、個人:年1000円とします。毎月一回の全国革新懇ニュースと、東京革新懇ニュースの購読料は、あわせて年3000円です。会費は年2回に分けて納入することもできるものとします。
  • 会計年度は1月から12月までとします。
  • 会の事務所は足立教育会館にします。連絡先は3887-8140(足立区労連)とします。